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2015年10月 4日 (日)

世界の風呂

日本語の風呂の語源は、2説ある。

  • もともと「窟」(いわや)や「岩室」(いわむろ)の意味を持つ(むろ)が転じたという説.むろ→ふろに変わったという。
  • 抹茶を点てる際に使う釜の「風炉」から来たという説

世界中を旅して見える椎名さんならでこそ書けるもの。これは椎名誠著『ごっくん青空ビール雲』より一部お借りしました。

モンゴルやチベット
めったに風呂に入らないが、モンゴルにはアッチコッチにサウナがある。

チベットにはヘビと混浴する温泉があった。本当にヘビが露天風呂のアッチコッチにちょっと気持ちが悪い温泉だが、ヘビだって風呂は気持ちがいいのだろう。

北に住む民族はサウナ系が好きである。

冬のシベリア
「バーニャ」と呼ぶ高温サウナ
サウナで温まったまま零下40度ぐらいの外に出ていくときが猛烈な快感である。自分の全身から湯気が5mぐらい立ちのぼっていくのがわかる。すぐに寒くなる、このまま外に居たら数分で死ぬだろう。サウナの戻った時、さっきあれほど熱気に苦しくて耐えられなかった熱気が苦にならない。この出たり入ったりの感覚が楽しい。

カンボジアは薬草サウナ
熱風の中にたくさんの種類の薬草を焚き込んである。とてもぬるくこんなんで大丈夫なのだろうか、と思っている内にやがてやがて全身から止めどもなく汗が噴き出てきて、それが快感で簡単に出られなくなる。薬草に中に幻覚系のものが入っているようだ。

極北のイヌイット
夏にツンドラの苔の下の穴倉を使って、なけなしの燃料でせまい穴倉を煙で充満させる。熱煙浴というらしい。……このままいけば燻製が出来上がる。

パタゴニア
そのむかしヤーガン族が毛皮に下に煙を入れて簡易風呂がわりにしていたという話を聞いた。ヤーガンには衣服文化はなく海の漁からあがってくるとたき火で体を乾かし、裸の上にグァナゴ(ラクダ科の動物)の毛皮をまった。そのおりに毛皮の内側に煙を入れたんだろう。

トルコ
本当のトルコ風呂は今の岩盤浴に似ている。下から熱せられた大理石の上に寝て汗が出たところでポロレスラーのようなすごい体をした人に全身を捻じられ逆をとられクタクタになる格闘技風呂である。

日本では「箱蒸し風呂」だ。首から上を出して箱の中全体に蒸気がまわる。これが日本風のトルコ風呂だ。……岐阜の駅裏の金津へよく行ったものだが。チョット別な目的もあったがねェ。

京都の酵素風呂
ちょうど棺桶ぐらいの箱の中にぎっしり檜のオガクズが入っていてこの酵素がいっぱい混入している。酵素ってよく分からないのだがオガクスの中にもぐるとこれが体の奥底まで温めていく。

指宿
砂風呂の砂蒸し風呂……一度入ったがもう忘れた。椎名さん曰く、酵素風呂の方が効くようだ。

セラミック風呂
ジーンズのエドウィン本社の福利厚生用に設置してあって、日本に数少ない。直径3mmぐらいのセラミックの玉が何千個(何万個?)入っていてこれを湯で温める。この湯を一旦抜いて、砂風呂の要領でこの中に埋まる。何か埋葬されているようだ。体中の余分な脂肪が抜けて体の軽さが違った。これは風呂の未来型か。

昭和40年代に片田舎の友人宅の風呂
同じ会社に入り親友となったS君。彼の家は田舎の百姓で、風呂は五右衛門風呂。ここのオヤジさんはなかなかのアイディアマンで、大型トラックのタイヤ中のチューブに水道の水を送り込んで庭に放置しておく。日中の日差しでチンチン(アッチッチ)になった水は、ポンポンに膨らんだ水はその勢いで、風呂へ送り込まれる。しかも風呂桶の上には、竹で編んだ風呂型のカゴにビニールで覆いそれを吊るしてあるひもを緩めると、カゴが落ちてきて、風呂にかぶされば、それは蒸し風呂である。これは見た目より効果があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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