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2015年10月 9日 (金)

ウエルテル効果

1903年(明治36年)、無名の一高生、藤村操が「人生は不可解である」という遺書を残し自殺した。この事件が新聞で大きく取り上げられた結果、これを真似たかのような事例が続出し社会問題になった。これがウエルテル効果という一種の連鎖反応だ。これを調べると結構出てきたわァ。

太宰治の玉川入水も多くの後続者を出した例とされる

1986年(昭和61年)にアイドル歌手の岡田有希子が18歳で自殺すると、30名余りの青少年が後を追うように自殺し、「そのほとんどが、岡田と同様に高所から飛び降りて自殺した」。「この影響はほぼ1年続き、1986年はその前後の年に比べて、青少年の自殺が3割増加し、衆議院文教委員会で江田五月がこの件を採り上げるまでに至る。

1998年(平成10年)X JAPANのhideが自宅で急逝した件が自殺だったと報道されると、ファンの後追いとみられる自殺が急増した。結果、警視庁の要請によりYOSHIKIをはじめとしたX JAPANのメンバーが、「自殺を思いとどまるように」という趣旨の記者会見を開くという社会問題にまで発展した。

2011年(平成23年)、5月の自殺者、特に20代から30代の女性のそれが、13日から急増。自殺対策支援センター ライフリンク代表で内閣府参与の清水康之は『考えられる要因は5月12日に起きたあるきたある有名女性タレントの自殺、と言うか、その自殺報道だ』と指摘した[

いや江戸時代に近松門左衛門が書いた曽根崎心中でも、これが起きている。1723年(享保8年)に、幕府は心中物の上演の一切を禁止した。心中物は大変庶民の共感を呼び、人気を博したが、こうした作品の真似をして心中をする者が続出するようになったためである。

こういうのって、「死」方へ行くのって、どういう心理なんだろう。

いまこの種の飛びこむ自殺が多くて困っている駅がある。

新小岩駅に何が?ウェルテル効果?7月以降5件目の飛び込み関連情報まとめ

新小岩駅で頻発している飛び込み事故についてまとめました。頻発の原因は不明ですし、他の駅に比べて多いのか?過去と比べて多いのか?という視点で、もう少し掘り下げるべきですが、ウェルテル効果はあるんじゃないかなと思います。

「ウェルテル」効果という名は、若き頃のゲーテの名著『若きウェルテルの悩み』(1774年)という作品の主人公ウェルテルに由来する。物語の中でウェルテルは最終的に自殺をするが、そのことによりヨーロッパで自殺が流行し、ここからこの名が生まれた。

ところが別の方面にもこいう傾向がある。

いじめもしかり。これは単に自殺という点においてだけではなく、他の事例でも見られる現象であるという意見がある。例えば、和歌山でカレーに毒物を入れる事件が発生すると、全国で毒殺事件が数多く発生した。また第二次世界大戦が終結した後に東欧で共産主義国が次々と成立、ベトナム戦争でアメリカが撤退すると東南アジアで次々と共産国が成立した。今度はバルト三国が独立すると次々と東欧諸国が共産主義をやめ、ついにはソ連までもが崩壊してしまった。航空事故にも同様の現象が見られる。しかしながらこれらの事例は、同様な事件をマスコミがセンセーショナルに報道する為、連鎖反応が起きているように見えるだけだとの意見もある。

ノーベル賞の村上さんには、ウエルテル効果がおきなかったのが残念。

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