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2015年12月28日 (月)

写ルンですから、「撮ル」へ 富士フイルムの快進撃

このニュースをそのままお借りします。

――撮った写真がすぐにプリントされる富士フイルムのインスタントカメラ「チェキ」。その人気が「V字回復」しています。1998年に発売され、2002年度には国内だけで約100万台が売れるヒット商品になりましたが、2004年度には10万台に。その後、韓国や中国で人気になり、今年度は当初目標を上回る500万台を見込んでいます。復活の理由を聞きました。

2002年度が第1次ブーム

 1998年に発売されたチェキ。「その場で現像される」「簡単に複製できない」といった点から、結婚式の2次会やアイドルイベントなどの定番として利用されてきました。

 2002年度には国内だけで約100万台を販売しましたが、現像が不要なデジカメの普及や、携帯電話でも写真が撮れるようになり販売数は減少。

 再ブレイクのきっかけは、2007年に韓国の恋愛ドラマで偶然使われたことでした。これに合わせて他の韓国ドラマにも売り込み、人気モデルにブログで発信してもらうなどして「ファッショナブル」「かわいい」といったイメージを前面に出し、東アジアを中心にシェアを伸ばしてきました。

 【instaxカメラ販売推移(国内+海外)】
 1998年 20万台
 1999年 60万台
 2000年 80万台
 2001年 90万台
 2002年 100万台
 2003年 40万台
 2004年 10万台
 2005年 10万台
 2006年 12万台
 2007年 20万台
 2008年 25万台
 2009年 49万台
 2010年 87万台
 2011年 127万台
 2012年 160万台
 2013年 230万台
 2014年 387万台

海外での販売が9割

 それまで国内中心でしたが、海外の営業体制にも注力。今では販売台数の9割は海外が占めるまでになりました。10代、20代の若い世代にターゲットを絞り、カメラ専門店だけでなく、若い女性が立ち寄る雑貨店などに置いてもらうなどして販路を拡大しました。

 最近ではアジアだけでなく、欧州や北米での展開も本格化。好調を受けて、当初は460万台としていた今年度の販売目標を500万台に上方修正し、あわせて生産設備の増強も発表しました。――

一度カメラ部門から配置転換された社員が、元のカメラ部門に戻されるのは時間の問題だ。

一時カメラ部門から半分近くを撤退させたが、ここに至って大逆転が始まった。まず競争相手がいないという強み。いかが韓国や中国から始まったブームで、富士の持っている特殊技術はまねができないだろう。そこに近年のデジカメが飽和状態になり、これは一人相撲

競争相手がいない市場は「ココイチ」と同じで、成長率が早い。しかも写真をパソコンに入れて管理することができない世界がまだ多い、写ルンですが伸びたのも子供から学生、老人まで簡単にこなせるというのがいいし、直ぐに見られるという面白さがいい。

こういう外国のドラマまでチェックして、それを時流に乗せてしまう販売力がすごい。

富士フイルムホールディングス(HD)が発表した2014年4~6月期連結決算は、コンパクトデジタルカメラの販売減やフラットパネルディスプレー材料の需要低迷などが響き、売上高は減ったが、インスタントカメラ「チェキ」の販売好調などで収益性を改善して利益を伸ばし、減収増益とした。

 売上高は前年同期比1・8%減の5583億円。営業利益は18・8%増の298億円、最終利益は、2・8%増の153億円となった。

廃盤寸前の機種が一気に起死回生劇を起こした。こんなことがあるんだなァ。一機種15000円程度だから、お小遣いで買えそう。当分独り舞台になりそうな気配だ。

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