こだま
「こだま、木魂」は樹木に宿る精霊である。また、それが宿った樹木を木霊と呼ぶ。
また山や谷で音が反射して遅れて聞こえる現象である山彦(やまびこ)は、この精霊のしわざであるともされ、木霊とも呼ばれる。(ウィキペディアより)
『そうじんき 繁体字:搜神記、簡体字:搜神记、ピン音:Sōushénjì)とは、中国の東晋の干宝が著した志怪小説集。ここに「木精游光となす」ある是にて、ここに「こだま」といふ。『源氏物語』手習巻、法師が詞に、「鬼か神かきつねかこたまか、かばかり天の下のげんざのおわしますには、えかくれ奉らじ。名のり給えり給えり」と有。こだまは天狗と称する物是なり。『嬉遊笑覧』喜多村筠庭より、そのまま書きました。(ワシ意味が分からん…ゴメン)
こだまと山彦とどう違うのか。
はやり同じ『嬉遊笑覧』喜多村筠庭によると、「この響き移る事、井戸をのぞきて物いうふも同じ。山彦といふ是也。『万葉集』には山響きと書きたる。
マァ、どちらにしても同じことを言っているのだが。
外国でいう、エコーである。
これは子供が中学時代に使っていた英和辞典からお借りした。
Echo――ゼウス Zeusの妻ヘラ Heraの怒りを買い、他人のことばをくり返すことしかできなくなった森の精が、美青年ナルキッソス Narcissusに恋をしたが、それを告げられない悲しみのあまり声だけになったと言う。
だったら「好きだよ~っ」と叫べばよかったのに、ならば相手も「好きだよ~っ」て返してくるのに。
丸山ダムの「めい想の森」へ、 88年ごろ、子どもがまだ小さかったころ、ハイキングに出かけた。私には長男が一人いるだけなので、仲良しの男女4人子を連れてのハイキングだった。
岐阜県の八百津にある森に入った。いまではこの近くに、第二次世界大戦中、ユダヤ難民へのビザ発給により、約6000人もの命を救った「杉原千畝」の記念館が建っている。私たちが行った時は静かな森で、木曽川の岐阜県側で、眼下には丸山ダムが見える。小高い森から、対岸の愛知県側に思いっきり「ヤッホー」と叫んだ。これは実にきれいに山彦が聞こえた。子供らは初めての体験で声をからして、真っ赤な顔をして叫んでいたことを思い出した。
こだまには、木魂・木霊・山彦・類似語辞典にはエコーも入っていた。
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