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2016年1月14日 (木)

風呂のマナー

五常とは、儒教で、人の守るべき五つの恒常不変の真理。仁・義・礼・智・信。

風呂に入るにも五常の道あり。 

l 湯を以て身を温め

l 垢を落として病を治し

l 草臥れを休むるたぐい即ち仁なり

l 桶の明きはござりませぬかと他人の桶に手をかけず

l 留桶を我儘につかはず、又は急ぎて明けて貸すたぐひ即ち義なり

これは、浮世風呂(文化6年(1809年)から文化10年(1813年)にかけて刊行された。)に書いてある。

こんな昔から日本ではマナーが活かされていた。入る時にはキチンと下を洗い、最近ではタオルは湯船に入れない。もちろん湯船の中でゴシゴシ体をこすってはいけない。

ゆっくり体を沈めて、暖を取り、湯船がいろいろあるならあっちこっち渡り歩くのもいい。

さて体を洗うときのことをある新聞でこう書いてあった。
――銭湯で洗っていた日本人の後ろから手が出てきて、いきなりシャワーを使い始めたので驚いた――

という。中国は上流階級は家風呂があり毎日入るそうだが、中流家庭だと2日に一度シャワーを浴びるほどだという。こんなんだから風呂に入る作法なんて知らないだろう。

日本では風呂がない方がいるかもしれないと、「公衆浴場」という制度があり、市から補助金が風呂屋に出ているし、シルバーの方々には入浴券が支給されている。

ある商社マンに話で、乗っていたタクシー運転手と仲良くなったのでホテルの部屋に招待したら、風呂に入らせてくれと言う。たいしたことでないと入らせたら、今度は家族を呼んでいいかというのでOKしたら何人も入りに来て風呂が汚くなってしまった。怒った商社マンは中国人を追い出し、部屋を変えてもらったという。運転手が入るだけでも気兼ねする日本だが、家族まで呼ぶという無神経さは、よその国の島を、「これは俺ん家の島だ!」とどうどうと宣言する無神経さはさすがとしか言いようがない。

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