病室より
私が入院するときは、我が家から700mと近く、私が卒業した幼稚園・小学校・中学校・高校が真上から見える。そんな学生時代を思い出すのも、格好の場所である。
なぜか病室というところは、やけに頭が冴える。何が起ころうが対処してくれる安心感があるのだろうか。今回の病室は最初は個室だったが、3日目に転室して相部屋になった。といってもカーテンで仕切られているし、意外や同室の患者は重病なのか、物静かである。
大量に持ち込んだ本を読みながら、スケッチと思たが、今回は少し症状が重い。先回は脊椎間狭窄症・頸椎ケルニア、十二指腸潰瘍と、確実に治る病状なので、本も読み、スケッチに院外に出た。その分病気という休暇を楽しんだ。
でも今回は先が少し不安な病状なので、本を読んだりスケッチを楽しむところまで気がいかない。その分病室の窓からや、ベッドの上で、瞑想にふける時間が増えた。例えば、
- 痛み止め(ロキソニン)には水分を十分摂りなさいというようなことを、医師に質問攻めにした。
- 院内の食事の名前が、「ゆめごはん」というネーミングが嬉しかった。
- 焼きのりの寸法に国内基準があるのか。
- 採血の後の血止めのは、スパイラル(ねじまき方式)のほうが、うっ血(血が止まってしまう)ということがない。
- 院内の公衆電話の切れるのが早いのに驚いた。これでは古里のバーチャンと何も話せない。最近携帯電話ばかりだからなァ。
- 4日間歩かないと、足がふらつく。退院後11日間たったが、いまだに歩行に障害があるなどという、へんなことを考えている。
- カラスの朝晩の行動を記録した。
入院すると必ず院内日記を書くようにする。これは医師との通信記録だからだ。
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