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2016年5月 8日 (日)

メガネ屋へ

誰でも寝る前にメガネをはずしてから寝るのがふつうである。ところが入院中の薬のせいか、睡眠がやけに不規則になり、深夜am2:30には目が覚めてしまう。仕方がなく本を読み始める。ところが前の睡眠は仮寝のようで、というより、不連続線睡眠?というような寝不足なのか、いつのまにか寝てしまう。

朝起きるとメガネがない。探すと布団の中やらベッドの下から出てくる。深夜早朝うという病室にも構わず、仕方なくスポーツ用のノルディックポールの長い杖を出してガチャガチャ探す羽目になる。私のメガネは「跳ね上げ式のメガネ」で、わが顔の中で一番値が張っている。だからおろそかに扱えないし、下品な言葉で文句も言えない。今から15年以上前だろうか………。

「クッソー!なんてェメガネだ」

と腹を立てている。このメガネの販売店とはトラブル続きだ。この店との付き合いは、不慮の事故と景気の悪さが原因している。

愛用していたメガネは、キクチ製のものであった。このめがねに不具合があったのではなく、早朝のジョギング中に転倒してメガネを損傷していまい、使用不能にしてしまったからだ。突発的な出費となってしまい、仕方なく安売りの店の入った。景気さえ良ければいいメガネをと思いつつ、

「メガネなんて、大きなスーパーにテナントとして入っていると、それだけで高くなるわさァ」

と、一人合点し、《フレームとレンズどちらかをサービス》のうたい文句に、ついふらふらと安売りの店に入り込んだ。(この軽いのりがいけなかった)

目の検査もそれなりにしてもらい、出来上がったメガネをかけた。かけた当初は気にならなかったが、一日、二日すると、どこがどうなのか分からないがなにか変である。なぜか焦点がボケている。なぜなんだろう。鼻に掛かるベロ(この部分の正式な名称を知りませんので)こいつをいろいろイジクッテ調整したがヤッパリ変だ。あれやこれややっているうちにやっと発見したのは、メガネのレンズの製作に問題ありと判明した。目玉の位置とレンズの焦点が微妙にずれている。すこし左を上げてやると焦点が合うことが分かった。

そういえばこの店、目の焦点を合わせる時、店員が私の正面に立ち赤いマジックで目玉の中心に合わせてレンズに点を入れた。(オレは縁日のダルマか!?

そこで安売りの店に出かけて現状を訴えた。店員はいろいろフレームを調整したが、変化は無かった。そればかりか、私が

「目玉とレンズの中心がずれている」

という訴えも一向に聞こうとせず、調整を何度もしたが結局はだめで作り直すことになった。(ケッ!ざまァみろ)

二度目のレンズは焦点バッチリ!(やればできるじゃないか)。

ところが一カ月もしたら、今度は右のレンズにまるでジュースがかかり、それが乾いてへばりついたようなところがポツポツ出てきた。(なんだこりゃ?)

こいつが、日に日に増殖して、ついに右側のレンズはもやもやになってきた。私は中学二年からメガネをかけているがこんなことは初めてだ。またまた安売り店へ行って現状を説明し見せたら

「使い方が悪いのでは」

と、こきゃがった。その店員は三十歳台である。私はちょっとムッとして

「やいやい若造!よく聞きゃがれ、テメェーがオムツはめている時からメガネの「やっきゃ(世話)になっているんでェー。メガネはオレの体の一部でェー、顔洗って出直してこい!!」

というようなことを優しく言った。そしてダメモトで 

「事と次第によっては、消費者センターで・・・・調査も・・・」

とつぶやいてやった。そして再々度作り直してくれた。

その一年後、両方のレンズともボツボツテンテンモヤモヤのシミは、雨の日にフロントガラスに油を塗ったようで、全くイライラする。イライラがドンドン高じて怒りになってきた。ようしっ!もう一度メガネ屋の文句を言おうと店にいったら、なんと同じメガネ屋でも店の名前が変わっていた????

そういえば「店じまいセール」を二、三カ月前にやっていたことを思い出した。社名がセン○○ルからメガネ卸センター○和になった。会社が変わったのか社名が変わったのか、疑問は深まる一方だ。

もう調べる気も無い。これを機会にこういう店とは縁を切ろう。

内心、トラブルを避けるために意図的に社名を変えているんでじゃないかと・・・・?もういい、だって閉店したメガネ屋に同業者が入って商売が成り立つほど甘くはないと思う・・・・不自然すぎる。ユニーの中のキクチさんに

「つい浮気心を起こしてごめんナチャイ」Photo


 

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