我が家のトイレには本棚が付けてある。活字中毒者には頼もしい存在だ。
たまたま科学雑誌『ニュートン』を手に取って座り込んだ。タイトルは「中国で4000年前の麺発見」とあった。中国北西部、青海省(チンハイ)にある喇家(ラーチア)遺跡から約4000年前の麺を発見した。新石器時代後期の斉家(サイカ)文化の時期にあたる。発見された麺は、堆積層の下から逆さまに状態で出土した。おわん状の土器の底に残されていた。
色は黄色、直径3mm、長さ50cmで、非常に良好な保存状態でみつかった。
喇家(ラーチア)遺跡は中国では、「中国のポンペイ」といわれている。地震で家がつぶれて人々が圧死し、その後の洪水で埋没したために非常に保存状態がいい遺跡である。
放射能性炭素による年代測定から約4000年前のものと分かった。古い文字の記録が約2000年前にあることから、中国が有力と考えられる。ほかにもイタリア説、アラビア説がある。
今回の麺は原料がアワとキビであることだ。この原料では麺にしにくい。小麦なら「グルテン」という粘り成分を含むからだ。だからなぜアワやキビを使っていたか疑問が残る。
「めんの歴史」というホームページには、
――紀元前7000年頃、西アジアで栽培され始めた小麦はシルクロードを通って中国へ渡り、めんが誕生。中国の黄河流域からアジアの各地へ伝わったとされています。
日本へは、遣隋使・遣唐使によって伝播されました。大陸を渡り、数々のドラマを経て私たちの食生活の中に定着した。――
ウィキペディアでは、
―― 麺の誕生には諸説あり定かではない。――としながらも、
――中国に小麦が伝わったのは前漢(紀元前1世紀前後)時代に西方との交易路が開けてからであると言われているが、他の穀物を使った麺が地中海地域で小麦粉のものに変えられた可能性も考えられる。現在までに発見された最も古い麺類の遺物は、中国青海省民和回族トゥ族自治県の喇家遺跡で見つかった、およそ4000年前のものである。これは小麦粉ではなくアワで作られていた。――と、新説を指示している。
生産と消費[編集]
2000年代では、年間約850億食の即席めんが世界で生産されている。国別で最も多く生産しているのは、中国で、2007年で498億食である。日本からの輸出は、2006年度時点での世界ラーメン協会調べによれば年間約8,700万食。中国最大手のメーカーである康傅(カンシーフ、台湾系)は日本のサンヨー食品、第2位の華龍日清は
生産と消費[編集]
2000年代では、年間約850億食の即席めんが世界で生産されている。国別で最も多く生産しているのは、中国で、2007年で498億食である。日本からの輸出は、2006年度時点での世界ラーメン協会調べによれば年間約8,700万食。中国最大手のメーカーである康師傅(カンシーフ、台湾系)は日本のサンヨー食品、第2位の華龍日清は日清食品と提携する。日清食品と提携する。
2012年の国別の消費量は、中国が440億食と全世界の半分近くを占め、次がインドネシアの141億食、三位が日本の54億食と続く。一方、一人当たりの年間消費量では、韓国が72食でトップ、二位がインドネシアの57食、ベトナム56食、マレーシア44食で、五位の日本が43食である。
2012年の国別の消費量は、中国が440億食と全世界の半分近くを占め、次がインドネシアの141億食、三位が日本の54億食と続く。一方、一人当たりの年間消費量では、韓国が72食でトップ、二位がインドネシアの57食、ベトナム56食、マレーシア44食で、五位の日本が43食である。
中国は日本の10倍人がいるからけた外れだ。
麺の世界生産量(2013年WINA調べ)
このデータのみ年度ではなく年(1月から12月)です
| 国名/地域 | 2009年 | 2010年 | 2011年 | 2012年 | 2013年 |
1 |
中国・香港 |
408.6 |
423.0 |
424.7 |
440.3 |
462.2 |
2 |
インドネシア |
139.3 |
144.0 |
145.3 |
147.5 |
149.0 |
3 |
日本 |
53.4 |
52.9 |
55.1 |
54.1 |
55.2 |
4 |
ベトナム |
43.0 |
48.2 |
49.0 |
50.6 |
52.0 |
5 |
インド |
22.8 |
29.4 |
35.3 |
43.6 |
49.8 |
6 |
アメリカ |
42.9 |
41.8 |
42.7 |
43.4 |
43.5 |
7 |
韓国 |
34.8 |
34.1 |
35.9 |
35.2 |
36.3 |
8 |
タイ |
23.5 |
27.1 |
28.8 |
29.6 |
30.2 |