2008年2月15日 (金)

法務局も社保庁と同じ間違いを犯していた

氏子総代になって、権利書のたぐいが何一つないことが分かった。どうしたのかを確認するも、ほとんど忘れた人になってきている前氏子総代。

神社の土地の権利者がだれなのかを、先輩諸氏のだれもが知らない。こんなんでいままで受け継いできたのかよ。ウン?

仕方がないので法務局に出掛けた。境内と貸地の三カ所の地番の「全事項証明書」を頼んだ。出来上がった証明書を家に持ち帰り調べてみると、神社の土地と思っていたら、なんということか真清田神社になっていた。盗まれたか?「所有権に関する項目」に、昭和28年に譲与されていることが分かった。盗んだと疑った私が悪かった。

翌日気が付いたのだが、わが神社の貸地がいかにも小さすぎる。法務局の証明書には54.25㎡となっている。ここには少なくても6軒住んでいる。7.2×7.2mで6軒住めるか?

固定資産税の領収書には、19万ぐらい払っていたとの記録があった。過去の記録が、満足に引き継がれていないので分らないが、どうもおかしい。今ある少ない記録から、市役所の発行した「地籍課税台帳」のコピーで、その間違いを確認できた。そこには、545.25㎡と記載があった。もう一度確認すると、確かにそうなっている 。

だれかが盗んだか?そこで、課税台帳のコピーを持って、もう一度法務局に出掛けた。そこで確認していただいたら、原本には545.25㎡ と記載が確かにあった。担当員は、コンピューターに入力する時に打ち間違えたらしいという。

これからは、必ず原本と同一なのか確認しないと、間違ったまま売買したら、後でとんでもないことになるぞ。今回は10分の1だから分ったが、これがわずかな違いなら、そのまま売買されてしまう。何人かの人の手を移動する内に、何十年もたつと、社会保険と同じで、証拠が無くなってしまう。

こんな謄本なんて必要がないから調べもしない。知らぬまま放置状態なのがほとんどだと思う。地主たちよ、いまの内に調べておいたほうがいいと思うよ。

「あのなァ、社保庁と同じことをやっとっていかんぞ」とカツをイパツかましてやった。ワシの土地でないから余り腹も立たなんだが。法務局相手にケンカしても余り得策ではないが、でもスッキリしないよなァ。

間違いの証拠を、キチンとスキャナーで取り込んであるからな。(友1_3人の新聞記者に連絡したろかなァ)

翌日には早々に訂正された証明書が送られてきた。そこには間違えたことをキチンと「錯誤」との記載があり、土地は10倍に広がっていた。そして「1丁目17番4の土地の地積の更正が終わりましたので、差し替え分の謄本を送付します。このたびは、登記簿の記載に誤りがありまして申し訳ありませんでした」という、詫び状が添えられていた。Photo

きのうは警察に、中型免許証の教則本の説明が悪いと文句を言い、今日は法務局に文句を言い、いかんなァ、これでは警察と法務局に全面的に包囲されそうで、いよいよ弁護会マラソンクラブの友人のご加護に預からなくてはいかん。アーメン。

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2007年12月 6日 (木)

含羞を持ったノスタルジックな若者

この言葉を何人が理解できるだろうか。

ヘッ?ワシだけ分からんてか?

先日の中日スポーツに、今年の「新語、流行語大賞」にハニカミ王子が大賞を取った。記事はこうである。「控えめで含羞を持った若者が絶滅しつつある中、自然で明るく屈託のない独自の表情は日本人にとってノスタルジックな出会いだ」である。

まずね「含羞」が読めない。「がんしゅう」で「はじらうこと」である。「ノスタルジック」は「郷愁を誘うもの」という意味か。これも最近手放せなくなった電子辞書から引いて分ったが。

ワシはねェ、敵性語を禁止されているから、理解できせんのだがやァ。最近こんなヤツがマスコミで堂々と評論家ぶってしゃべりまくるから理解できんことが多くなった。息子が大学に入った時に、私は三つのことを伝えた。

  1. 横文字などで喋るな。要するに難解な外国語や専門用語を使って喋られたら会話にならない。相手の気持ちを察しながら話す心のゆとりを持って欲しい。
  2. 相手の目線に合わせて話せ。子供と話す時、仲間と話す時、親や老人と話す時、専門家と話す時、その時その時の言葉を選びなさい。
  3. 世の中、学歴がなくたって素晴らしい人がいっぱいいる。学歴なんて鼻に掛けるものでなく人に掛けろ。学歴が生かせなかったらそれこそ笑われるだけだ。

要するに、ワシにも分かる言葉で話してまえんかねェ、ということさ。それが分からない人が堂々とテレビや新聞でまくしたてくる。

今年は手術を連続でやった。この時の担当医が、手術内容などすべてに専門用語を使わずに説明してくださった。医師には専門用語の方が話しやすいだろうが、それを私らのレベルに合わせて話してくださった。これが本物の医師だ。

でもなァ、同じ病院でもその前の医師は、まるっきり専門用語でなにを話されたたか理解できなかった。要するに相手に対する思いやりさ。

私が『鈍足ランナーの独りしゃべりの』というエッセイを書いた時に、師匠のマイタウンさんに校正を願った。あまりのできに悪さに、『記者のハンドブック』(共同通信社・1500円)という、新聞記者がよく使う、使っていい言葉、使わない言葉などを書いた小さな辞書がある。これを勧められた。

読んで見ると、なるほどというぐらい漢字を使わなくなっているし、書き方、差別用語、送り仮名、用字用語の使い方など手短に書かれてある。

先の「含羞」や「ノスタルジック」などが、新聞に堂々と流されるまでに、当然校正する編集者の目に止まるであろうに、それを通り越して流れる時代になったんだ。それともこれを書いた作家が相当な人物で、たてがつけなかったのだろうか。「ノスタルジック」を日本語になおして話すほうが、その人のとって難しいのかもしれない。いや日本語を知らないのかもしれない。

よほどルー大柴の横文字の方がよく分かる。この人の話は聞き流せるからだ。どうしても理解しようと思っているときに、理解できないことほど悔しいものはないからなァ。報道機関の編集者諸氏にお願いします。誰にでも分かる言葉を選定し、校正して欲しいと。

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2007年11月15日 (木)

愛知県警のストーカー警察官に、事件後自殺も退職金が払われるって?

2007年11月13日 中日新聞夕刊より

 交際を迫るメールを女性に多数回送りつけるなどした後、自殺した 愛知県警の男性警部補=当時(52)=に対し、県が通常の「死亡退職」と同じ扱いで退職金2000万円余を支給することが、分かった。

 警部補は、西尾署生活安全課に勤務し、パチンコ台の許認可を担当。8月、手続きに同署に来た20代の女性から携帯電話のメールアドレスを聞き出し、交際を迫るメールを繰り返し送るなどストーカー行為をした。警部補は県警の事情聴取後、10月15日に自宅で首をつって死んでいるところを見つかった。

 調べを終える前に本人が死亡、証拠がそろっていないとして処分を見送っている。

 県警によると、病死、自殺など死亡退職の場合は県条例に基づPhotoき、定年退職と同じ掛け率で退職金を算定して支給する。この警部補の場合、勤続29年のため、基本給の49カ月分、約2000万円余が支払われる計算。仮に自己都合で退職した場合と比べ400万円ほど多いという。懲戒免職の際は、退職金が支払われない。

 県警は「懲戒免職ではないので死亡と同等に扱う」としている。

 今年8月、巡査長が女性を射殺し、自殺する事件が起きた東京都は事件後、職員が懲戒免職に相当する不祥事を起こした場合に退職金を支払わないよう条例を改正した。

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そんなバカな。なら罰金払わんからな。

あれだけの事件を起しておいて、県警自体が恥ずかしいと思わにゃイカンだろうが、その反省が何にも生かされていない。

身内の保身を図っているとしか思えない。

最近の警察官の犯罪が多すぎる。だからこそ厳罰に処すべきだろうが。死んだからではない、後進に犯罪の厳しさを指導するべく態度を示すべきだ。

ワシ法律のことはよう分からんが、理屈の分かる人は、ドンドン愛知県警に抗議のメールを入れたれ。絶対に納得いかん。

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2007年7月25日 (水)

交通事故は、血液型で決まるという警察の講習があった。血液型による性格判断の間違い

こんな記事を「asahi.com」のニュースで読んだ。

免許講習で、県警OB講師が「O型は最も事故率が高い」http://www.asahi.com/national/update/0723/SEB200707230052.html

2007年07月24日06時16分

 O型の運転者は事故に遭いやすい? 福岡自動車運転免許試験場(福岡市)の講師2人が、「車の事故を起こす確率は血液型ごとに違う」との内容の講習をしていたことが分かった。受講者からは「根拠のない不適切な発言」との批判が出ている。講師は「講習に関心を持ってもらおうとしたが、軽率だった」と話しているという。

 福岡県警から講習業務を委託されている同県交通安全協会によると、2人は県警を定年退職したあと講師になった60代の男性。

 2人は運転免許の更新時の講習で、受講者に「どの血液型が最も事故を起こしやすいと思うか」などと質問して挙手を求めたあと、スライドを使って「O型は最も事故率が高い」「A型は安全運転」「B型はメカ(機械)に強くて自信過剰で、不注意事故が目立つ」「AB型は神経質で疲れやすく、睡魔に襲われての追突事故が多い」などと説明していた。

 こうした講習は今年2月ごろから続いていた。2人は同協会に「書籍か何かから引用したが、覚えていない。データに科学的根拠はない」と話しているという。

実に情けない。

〈血液型による性格判断〉というのがある。占いと近い部類だが、これは世界広しといえども日本だけらしい。(科学雑誌ニュートンより)

血液型は、赤血球の表面のタンパク質についている糖質のわずかな違いで型が決まる。このわずかな違いで人間の性格を分類するという非科学的な考え方がはびこっている。血液の物質は神経系(脳)には存在しない。

大正時代、心理学者の古川竹二が、血液型と気質との関係を研究していた。その後1971年に作家の能見正比呂が血液型人間学を主張し、『血液で分かる相性』という本を出したことに始まる。

日大の木村教授が調べた結果、男子学生51%女子学生67%が信じているという。もう一つの実験的アンケートを行った。血液型の性格(例A→B)をそっくり入れ替えてアンケートをしたところ、すり替えられたと知らずにその血液型が自分の性格だと答えた人が55.9%もいた。

「A型の性格はこれだ」といわれると、「そうだ」と思い込んでしまう。こんなことで、職場やクラス分けがなされ、カーチャンまで決められてしまう。ましてや今回自動車の免許証更新の講習にまで持ち込んでしまう。ヒョットして「O型の方は居残りで、運転練習を行います」なんてやってないだろうな。自動車学校と結託して。Photo_465

信じる方もほどほどにしなきゃいかんぞ。ワシなんかは、星占い、えとの占い、トランプ、風水、年運、月運、日運、おみくじ、何でも来い。その中で一番いいところを取って一日楽しく暮らしているぜ。

私の知人で「家族のえとで、トラ、サル、ヘビがそろっているから、嫁はそうでない人を願っている」という。だからいつまでも嫁の来てが無いのに、分かっていない。私は「外人の嫁をもらえ」といったやった。「どうして」というから、「外国には十二支は住んでないから」と笑ったやった。

最近警察に文句ばかり付けているから、絶対に張りこまれていると思う。「イヤ、もうデータは揃っておる。君は包囲した、手を上げて出て来い」と拡声器で呼び出しが始まる。変装して裏口から出ていこう。え~と、今日の方角は「四緑木星、7月は吉方位がない!ならば地下室に入りこんで、モグラになって音楽鑑賞といくか」。「?地下室って、そんなのあるの」アハッごめん、倉庫と間違えた。

あなたは占いで、我が人生をクチャクチャにしていませんか。

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2007年5月17日 (木)

井手さんという姓の方へご協力を

特に九州の井手さんへお願いします。私のメイがブラジルに在住しておりますが、井手姓の日系ブラジル3世と結婚しました。

そのメイから、「井手のルーツは」という質問に、日本のおじさんが捜す羽目になってしまい、ウロウロしております。何処からどう捜していいものか。

ブラジルの「井手」さんは、第一回「笠戸丸」でブラジルに移民した子孫である。その出生は、熊本県飽託郡城山村(現在の熊本市城山に地名変更)というまでは判明しました。

ここでは実家を捜すのではなく、名前のルーツです。これを重視して捜しております。

井手という姓は「水のいでるところ=堰」を意味するらしい。ですから全国に「井・井手・井出・井口・井上・井川」という姓はたくさんある。日本は水が豊富だから。

九州の井手さ~ン、情報を下さい。

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2007年5月 7日 (月)

名古屋・長崎墓参マラソン一人旅1200kmとうとう九州へ

安助絹代さん(59歳)が、2歳の時に死別した両親の墓に向かってただひたすらに走り続けている。そしてとうとう、スタートして23日目にして九州にたどり着いた。この間934kmを走破した。

ご主人のワゴン車の伴走で、4月14日に名古屋城をマラソンの多くの仲間に送られてスタートした。一宮、大垣、琵琶湖を北上し、日本海をただひたすら九州へ毎日40kmを着実に刻んだ。

そしてとうとう故郷の匂いがするところまで駆けよってきた。2歳の時に相次いで病死した両親に、「健康な体に生んでくれて有難う」と、走り報告できる喜びを、私たちランナーも共有したいと思う。

5月7日は九州門司から、福岡遠野川40kmを走行中。応援よろしく。

毎日のランニングコースや、日々のランナーからの応援メッセージも下記のブログ「安助ママの専用掲示板」に掲載されています。

http://outdoor.geocities.jp/y_hisa_192_37/

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2007年4月14日 (土)

長崎まで墓参りランがスタート

名古屋の友人ランナーが、故郷の両親の墓参りに走っていくという。

早朝、小雨が降っていた。止んでくれるといいのだが。今日だけはなんとなく晴れてやって欲しいと願わずにいられない。

もう6年ほど計画を煮詰めて、やっと今日のスタートとなった。彼女の知人友人ランナーが大勢詰め掛けて、地元中日新聞や、東海Apr1401 ラジオ、東海テレビもスタートを見送った。

風が大変強くって、今日一日難儀しそうだが、今日は20人ほど見送りランナーが、一宮や大垣まで伴走して行ったから、楽しそうに声が弾んでいた。

故郷までは1200kmで、日程は一日40kmを目標に走るという。今日の宿泊は大垣のランニング仲間の山口さん家に泊まるという。明日からは旦那さんの伴走と奥さんだけになる。でも結構全国的に友人を持っているから、何処彼処でランナーが飛び入りで伴走するだろう。

多くのランナーに告ぐ。彼女を見かけたら、応援をよろしく頼みます。但し伴走する時は、けっして彼女の前を走らないようにして欲しい。なんといっても長丁場。ペースを狂わせないように配慮してやって欲しい。

今後のコースは、敦賀から日本海側を南下して、長崎へ向かう。

昔の旅人は、男で10里、女子供で8里としたものだ。そのペースを守りながら、旅を楽しんで欲しい。そして2歳の時に死別した両親の懐に飛び込んで欲しい。

時間なんか気にするな。祝いに一句贈る。

大空と 花鳥風月 供として 我が父母眠る 長崎の道  泉峰

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2007年1月 6日 (土)

いちのみやタワーパークマラソンの下準備におおわらわ

大会当日には、17人のクラブ員が大会の会場係、記録係、仮装係を担当する。

このクラブ員に、大会に行く交通手配、担当配置、準備から片付けまでの手順を、メールやFAX、チラシにして配布するのに、一日かかってしまった。

これはまず手配の段階である。彼らはまだ知らないが、この準備がいかに大変かを。今回は私が腰痛で動けないから、クラブ員に応援を頼んだ次第だ。大会の下準備は、もう半年以上前から始まっている。クラブ員の中には、半年も前から、仮装の準備をしている人もいる。

前日に会場造りをする。これを今までは小人数でやっていた。この準備を知らずに、大会当日に走路員として参加するのだが、賑やかな雰囲気も手伝って、ウキウキと仕事が片付くから、アッという間に仕事は終わる。これが大会の仕事と思っているふしがある。

今回は私が動けないので、彼らにこの下積み仕事を、シッカリ経験してもらおうと思った。

それと、この「いちのみやタワーパークマラソン」のように、我がクラブ員がなりつつあることに、まだ気が付いていないからだ。もし私が動けなくなったらと思うと、大げさだが、あせる。

地元の大会を地元のクラブ員が助けてやらなければ、いい大会にはならないと、今真剣に考えている。私たちがアッチコッチの大会でお世話になったお返しに、せめて地元の大会に自分たちのランニング人生の結晶として、ここに痕跡として残したいと思うからです。

いちのみやタワーパークマラソンの成功を祈って。

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2006年11月22日 (水)

一宮市議会の身勝手さ

 どうも腑に落ちん。市民が嘆願書を出した。これがその内容である。

1.     一宮市条例改正請求の要旨
 
平成15年8月の第1回合併協議会から約1年間にわたり、2市1町の合併協議が進められ、平成17年4月1日に新一宮市が誕生いたしました。ただ、その合併協議の結果のすべてが、私たち住民にとって諸手をあげて受け入れられるものばかりということではありませんでした。なかでも、議員の在任特例について、私たちは行財政改革の観点から望ましい判断ではないと思いつつも、2年間の期限付きであること、また、合併で消滅してしまう旧尾西市、旧木曽川町の地域の声を新一宮市に反映させる意味合いから、やむをえないものとして受け入れてまいりました。そして、その後の議員定数は、いかなる定数が一宮市にとって適正であるかについて、「最少の経費で最大の効果を挙げる」等の観点から十分な審議を踏まえて、市議会において時宜にかなった、的確な決定がなされるものと信じておりました。
 しかし、去る平成18年2月の臨時市議会において、次回(平成19年4月執行予定)の選挙は、旧市町ごとに選挙区を設け、定数44名で行う旨の条例が制定されました。私たちの期待は、無残にも打ち砕かれました。
 改めて申し上げるまでもなく、一宮市の財政状況には大変厳しいものがあります。歳入が落ち込む一方で、多額の借金を抱え、職員の給与の削減、市民に対して、補助金の一律5%カット、放課後児童保育の有料化などをしなければならないほど深刻な状況なのです。そのような中で、44名という定数を市議会が決められたのは、市民感情から程遠い、まったく納得できないものであります。
 一宮市議会は、現下の市財政の状況を今一度真摯に見据えられ、議員自らが総人件費削減に踏み切るべきであると考えます。私たちは、「人口1万人に対し、議員1名」が適正な基準であると考え、一宮市の人口約38万人でありますから議員定数を38名とする条例改正の直接請求を行うものであります。

2.     有効署名数(必要署名数)
 
23041人(5955)人以上(選挙権を有する者の総数の50分の1以上))

今後の手続
 
市長は、請求を受理した日から20日以内(平成18年9月7日まで)に議会を招集し、条例案について意見を付して議会に提案することになります。現在のところ、平成18年9月市議会定例会(同月4日開会予定)に提案される予定です。

市議会で谷市長は「市民はすべてを首長と議会に委任している訳ではない。今回は議会と市民にズレがあった」と指摘。「議員と同様に市長も市民に選ばれた立場。(請求を)極めて重く受け止める責任がある」として定数の削減に賛成する姿勢を強調した。こういうコメントを発表していたのはゼスチャーかリップサービスか。

9月の定例市議会は、9月4日~29日に26日間の会期で開かれ、その中に「議員定数に関する条例を求める直接請求に係わる議案は、継続審査となった。(広報11月号・市制ニュースより)

ところが、18年11月20日に、定数是正はならず。33対38?で否決されたという。申し合わせた出来レースであったというウワサが流れてきた。こんなことありか?

一宮市議会:定数削減案を否決 直接請求の市民ら「残念」 /愛知
 一宮市議会は17日、住民直接請求による次期市議選の定数44を38に減らす条例改正案の採決を行い、無記名投票の結果、賛成35票、反対38票の小差で否決した。議場傍聴席には直接請求に携わった市民らが詰めかけたが、否決の結果に不満の声が聞かれた。
 同市では、昨春、旧尾西市と旧木曽川町を編入合併し、現在の議員定数は78。同市議会は2月、次期市議選に限り定数44とし以降は40とする条例を定めた。これに対し、市民団体が次期市議選から定数を38に減らすための直接請求を行い、谷一夫市長も賛成の立場を示していた。
 この日は、任期満了に伴う次期市長選を12月に控えて日程を早めた12月定例議会の初日。議案説明に先立ち、9月議会から継続審査となっていた同条例改正案について審議した。採決方法については投票の結果、無記名投票方式となり、請求代表者らが希望した記名投票は実現しなかった。
 請求代表者の佐野毅男さん(65)は「通ると思っていたので残念。2月議会では記名投票だったのになぜ今回は無記名投票なのか。議員の保身としか思えない」と不満げ。また、谷市長は「市民の期待に応えられず申し訳ない。賛成が半数近くあったので(審議の中で言及した)住民投票条例案の提案については、議員とも相談し慎重に検討したい」と述べた。【井上章】
11月18日朝刊      (毎日新聞) - 11月18日11時1分更新

何か政治の世界は、市民感情とは程遠い身勝手さがある。身に掛かる火の粉は、右も左も同じように、自分に都合のいい結論を出す。

議員の定年制、議員報酬の削減、議員定数是正など、共産党から自民党まで、同じ答えを出す。賛成35、反対38だと?こんなもの出来レースに違いない。一応これで決着をしたと見せているだけだ。

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2006年11月21日 (火)

一宮の大江川河川改修工事は少し変だぞ

いまの大江川の河川改修工事の看板。 Photo_116

最近の大江川の工事を少し変だと思う。以前はこんな河川工事をどこもかもこぞってやっていた。建築業者に金を落とすためにドンドン堤防をコンクリートで固めていった。それを今は自然に戻すという理由で、コンクリートをめくっている。自然の戻すならまだ納得するが。

だから、今では環境に良くないから、もっと自然浄化できる川に戻そうと、護岸をグリ石に変更したり、葦などの植物を植えて環境整_002_14 備を始めた。

木曽川の川島にある河川環境楽園の自然共生研究センターは、木曽川河畔に平成10年11月オープン以来、3本の実験河川等の独自の実験施設を用いて、自然との共生を目指した川づくりのための研究を行っています。また、その成果を広く普及するための様々な活動を行っています。
○生物から見た良好な河川環境の創出を目的とした研究を行っています。河川環境物理的変化が水生生物に与える影響の調査研究や、自然保護意識の高まりに伴い県内に生息するウシモツゴや希少タナゴ類などの希少魚の保護、
護岸のテストをやっている。

あれほど金をかけて研究しているすぐそばの大江川は、三面張りのコンクリートという、一昔前の工事を平然とやっている。うたい文句は『大江川の護岸は、昭和30年代に改修されたもので、整備がされてから既に約50年が経過しています。そのため、老朽化が進み、玉石護岸からの漏水が随所で発生しています。また、排水流入区域_003_10 の都市化の進展に伴う流入量の増大と水路内の藻等の繁殖による流速の低下等によって、排水路は飽和状態に達しています。豪雨時は堤防を越水し、周辺農地では冠水被害も発生しています。これらの状況を改善するため、平成17年度完成に向けて大江川(市内を流れる部分)の改修工事を行っています。
※大江川は通称であり、現在の正式名称は大江排水路といいますが、文中では親しまれた名称である大江川を使用しています』

ことさら排水路と防災を強調しているが、こんな川でもやりようによっては、自然を取り戻すことができるはずだ。一度河川環境楽園の堤防実験を見てきたらどうだ?

この工事のどこに市民が納得できる工事なのか、今ひとつ分からない。なんとなく納得できないで、この周りを徘徊している。市内から流れ落ちる汚水が、できるだけ早く目の前から消えるようにコンクリート張りにしている。では下流の人はどうなるか?海はどうなるか?ここに住む魚はどうなる?市内のど真ん中を流れる川が単なる排水路 でいいのか。浄化することのないコンクリート三面張りでは、浄化することは決してないだろうから。

工事区間は市内の大正通りから稲沢にかけてのかなり広範にである。工事中は水を日光川に迂回させているから、今は水切れの渇水状態。

カヌーイストで世界中の川を見ていて、河川環境の問題を提起し続けている野田知佑さんが言い続けているのは、河川工事での環境悪化を、地元マスコミは取り上げようとしない。事実私も地元中日新聞に提起したが、取り上げらることはなかった。市民の目をふさいでいる様な気がする。防災という目隠しで。

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