法務局も社保庁と同じ間違いを犯していた
氏子総代になって、権利書のたぐいが何一つないことが分かった。どうしたのかを確認するも、ほとんど忘れた人になってきている前氏子総代。
神社の土地の権利者がだれなのかを、先輩諸氏のだれもが知らない。こんなんでいままで受け継いできたのかよ。ウン?
仕方がないので法務局に出掛けた。境内と貸地の三カ所の地番の「全事項証明書」を頼んだ。出来上がった証明書を家に持ち帰り調べてみると、神社の土地と思っていたら、なんということか真清田神社になっていた。盗まれたか?「所有権に関する項目」に、昭和28年に譲与されていることが分かった。盗んだと疑った私が悪かった。
翌日気が付いたのだが、わが神社の貸地がいかにも小さすぎる。法務局の証明書には54.25㎡となっている。ここには少なくても6軒住んでいる。7.2×7.2mで6軒住めるか?
固定資産税の領収書には、19万ぐらい払っていたとの記録があった。過去の記録が、満足に引き継がれていないので分らないが、どうもおかしい。今ある少ない記録から、市役所の発行した「地籍課税台帳」のコピーで、その間違いを確認できた。そこには、545.25㎡と記載があった。もう一度確認すると、確かにそうなっている 。
だれかが盗んだか?そこで、課税台帳のコピーを持って、もう一度法務局に出掛けた。そこで確認していただいたら、原本には545.25㎡ と記載が確かにあった。担当員は、コンピューターに入力する時に打ち間違えたらしいという。
これからは、必ず原本と同一なのか確認しないと、間違ったまま売買したら、後でとんでもないことになるぞ。今回は10分の1だから分ったが、これがわずかな違いなら、そのまま売買されてしまう。何人かの人の手を移動する内に、何十年もたつと、社会保険と同じで、証拠が無くなってしまう。
こんな謄本なんて必要がないから調べもしない。知らぬまま放置状態なのがほとんどだと思う。地主たちよ、いまの内に調べておいたほうがいいと思うよ。
「あのなァ、社保庁と同じことをやっとっていかんぞ」とカツをイパツかましてやった。ワシの土地でないから余り腹も立たなんだが。法務局相手にケンカしても余り得策ではないが、でもスッキリしないよなァ。
間違いの証拠を、キチンとスキャナーで取り込んであるからな。(友人の新聞記者に連絡したろかなァ)
翌日には早々に訂正された証明書が送られてきた。そこには間違えたことをキチンと「錯誤」との記載があり、土地は10倍に広がっていた。そして「1丁目17番4の土地の地積の更正が終わりましたので、差し替え分の謄本を送付します。このたびは、登記簿の記載に誤りがありまして申し訳ありませんでした」という、詫び状が添えられていた。
きのうは警察に、中型免許証の教則本の説明が悪いと文句を言い、今日は法務局に文句を言い、いかんなァ、これでは警察と法務局に全面的に包囲されそうで、いよいよ弁護会マラソンクラブの友人のご加護に預からなくてはいかん。アーメン。
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