PCいきなり上級者 ウインドウズ10へ
11月突然に息子が帰ってきた。
時々私のパソコンで仕事か趣味か知らないけれど、使っている。
「このウインドーズ7も古くなったから……ウインドウズ10に変えましょうか」という。
「遅くてもいい、新しいのについていかれせん」
「これから年を食うともっとついていかれんようになってからではもう遅い。だから早いうちにウインドーズ10に替えておいたほうがいい。これからドンドン新しいタイプに変わっていくから、そんなに難しくないよ」と言って、7から10に入れ替えた。最後の言葉の「そんなに難しくないよ」という言葉が私の背中を押した。
私がパソコンをやり始めたのも、お父さんがパソコンを壊すときは、キーボードに酒をこぼした時だけだという言葉に後押しされたからだ。
息子が帰ってから、デスクトップががらりと変わっていた。いかんがやァ、どこから触っていいのかわかれせん。手さぐりでやっているうちに一つ画面から消失してしまった。どこへ消えたか探しているうちに、いらん所を触りかけたら、また一つ消えた。
焦るなァ。
どこをどう触ったは記憶にないから元に戻しようがない。行っても行っても自分の家が見つからない痴呆症状態。私のパソコンは教室で教わったわけでもない。教師は工学の専門家の息子だが、一年に2~3回帰ってくるだけで、後は関東にいる。私はすべて理屈で覚えているわけではない、指先が覚えているからだ。
息子が「具合が悪くなったら、知らせてくれれば教えるよ」というが、まずパソコンの用語集をそばに置いていないと会話が成り立たない。まるで外人と話しているようだ。
「どこがどうなったの?」
「ウ~ン、あの~その~……×※♯🎼(^^♪…♭§Ψ∮…」
「なに言っているかわからんがねェ」
「俺も何が言いたいのかわかれせんがねェ」
という会話になる。先日土曜日に電話で45分かかってやっと普及した。めでたしめでたし。あれ以来、もう知らない道には行かないことにしたというより、知らないキーボードには寄り付かないようにしている。
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