2013年8月23日 (金)

警告――車は水に弱いことを知るべきだ

局地的に大雨が降る。そうすると歩いて帰ることはしない。車で濡れないで帰ろうと思う。これは私でもそう思い、つい、もう少しもう少しと車を先に進めるだろう。

今の車は軽四から高級車にもパワーウインドーが付いている。知っている?以前大雨の時、地下道に水があるに入り込み、どんどん増える水に車が沈みかてけた。水圧でドアーが開かなくなり、水没し始めた車の女性が母親に助けを求めるという悲惨なことがある。この女性はそのまま亡くなった。母親と電話しながらである……。

車はすべて電気で動いている。燃料でないよ、発電された電気で動いている。電気がショートしたらどうなる?高級車はコンピューターで動いている。これら全部水に弱い。自分はよくても大型車が来て跳ね上げた水で動かなくなる。

自動車会社がなぜこういう事実をなぜ報道しないのか。以前中日新聞にこれを報道するのが社会責任だろうと、報道を頼んだことがある。クレームを隠すだけでなく、お客さんの命を守るために車の弱点を知らせるべきだろうが。ねェトヨタさん日産さん。

自動車の販売店にも電話したが、それはメーカーがしますからという。販売店はそんな車を売っていることをユーザーに知らせることになるからだ。

大衆車はバタッと止まる、要するに即死状態。早めに逃げで出せば助かる。逃げないのは濡れたくないからだ。車なんて、台風並みの雨風では、雨傘と同じで役に立たない事と知るべきだ。

高級車は、ドアーが開かない代わりに、ワイパーやヘッドランプが点滅しながら苦しんで、そして御陀仏になることを。高給な棺桶だと思えばいいが。

私は車のセールスを45年やってきた。とくに東海豪雨のとき、そのあと車を見て、いかに水に車が弱いかを知った。

メーカーは車が水に浸かったら、緊急ハンドル手巻きでも動くようにするか、水を感知してウインド―を開くとか、それぐらいはできるでしょう。

一番いいのは、先の尖がった金槌(トンカチ)だ。でも車のガラスはなかなか割れないよ。廃車のフロントウインドーガラスを大ハンマーで思い切り叩いても割れなかった。女性が軽四で運転席の横のガラスも割れないだろう。

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2013年2月22日 (金)

バックで車庫入れするとキチンと納まらない

昨年免許更新した時、70歳の高齢者講習を受けてきた。ところが最近あまり乗らないので、反応が悪くなったのだろうか。スーパーなんかで仕切られた中にキチンと納まらない。こういう講習を自動車学校と警察が結託して、講習を義務付けをした。

最近子供がいないので、自動車学校が閑で、前を通っても教習を受けている車が少ない。だからこんなサービスを始めたらしい。

武蔵境自動車教習所」(東京都武蔵野市)では、ネイルアートやマッサージが100円で受けられる。また、「熱海自動車学校」(静岡県熱海市)に温泉があったり、「信州伊那自動車教習所」(長野県伊那市)では、専任シェフの食事やケーキバイキングがついていたりと、合宿免許の希望者が多い教習所はリゾート気分まで味わえる。

そうまでするか?ではこの地方で調べると、送迎バスは当たり前で、自宅送迎までやっている。託児施設、二人同時に入学すると友割もある。

中高年向きのプランを揃える教習所が増えたのにはワケがある。70歳以上の高齢運転者が免許の更新を受ける場合、指定教習所で3時間5800円の「高齢者講習」を受けることが義務付けられたからだ。

若者が減った分、高齢者をたくさん囲い込む戦略です。中には停止線で止まれなかったり、脱輪を繰り返したりと、とても免許更新に危なっかしい高齢者が多いと聞きますが、いくら運転が下手でも教習所は免許を取り上げることはできません。ただ受けてもらえば儲かる“濡れ手に粟”の高齢者講習とはいえ、ここで手を抜かれたら、事故件数の減少にはつながりません。

今度は75歳以上になれば5350円と手数料650円取られる。今度は記憶力や判断力を検査する。要するにボケ検査だ。自動車学校の校長は、大半が警察署長上がりということを知っていますか。この繋がりがこうして高齢者運転講習になっている。

先日車検をやった。先回の車検の時は2万kmでタイヤを換えた。あまり止めてある時間が長いのでタイヤがひび割れてきた。車は11年乗っている。2年後の今回は3万kmでバッテリーを充電したという。たまには乗らないと車が傷む。情けないが今やほとんど放置状態。運転技術まで退化してきた。

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2012年5月12日 (土)

高齢者運転講習は早めに申し込んだ方がいい

今年1月29日にこんな案内が来た。「親展 【高】講習等連絡書・発信者・愛知県警察本部交通部運転免許課」からである。

開封すると、「高齢者講習通知書」とある。道路交通法第101条の4の規定による年齢が70歳以上の方に対する高齢者講習を次のとおり実施しますので受講期間内に受講して下さい。なお、この期間内に高齢者講習を受講しない場合は、運転免許証を更新することができません。

これは更新期間満了日の年齢が70歳以上であるためだ。中には私より高齢の方でも、更新期間が来てないので、4年ぐらい後になる人がいる。そうすると次の75歳以上の講習の時には80歳少し前になる。相当のボケてくると思うよ。そう思えば早い方がいいか。

なんの講習をするかというと、
1.道路交通の現状と交通事故の実態 10分
2.運転者の心構えと義務 10分
3.安全運転の知識 40分
4.運転適性についての診断と指導①60分
5.運転適性についての診断と指導②60分 ここでコースを回る運転という。

これは自動車学校で高齢者講習の有資格者が講習する人数は3人までと決められているから、午前と午後で6人しかできない。2人いれば二倍の人数を処理できるという。だからものすごく混んでいて、通知が来たらすぐに申し込みをしないと、ずいぶん待たされる。

私が1月29日に通知が来て申し込んだのが、5月8日でした。そうしたらもう6月14日でした。75歳以上になるといま申し込んでも、8月になるという。更新日に間に合わないと、警察で免許更新日の延期の申請をすることになるらしい。だから面倒な手続きが増えることになる。

しかも70歳の講習費用が5800円も取られる。(75歳以上の場合は、5350円)

どうも気に入らない講習である。なぜこんな講習をするのか。いま自動車学校が少子化になったので、入校者が少ない。そこで高齢者を狙い撃ちした感じである。しかもこういう自動車学校の校長というのは、ほとんどが警察署長退任者である。他にも警察官で天下った職員らの食い扶持を、高齢者が払うような仕組みを感じる。

違うかい?Photo

私が申し込んだときに年間運転距離数を聞かれた。年間運転距離数は2,000kmほどで、マウンテンバイクの走行距離は10,000kmである。これだけ車の使用が少ないのだから、できるならば、 エコ爺~っ対象者表彰制度とか、二酸化炭素排出量削減貢献者なんか設けてエコポイントを提供する。このエコポイントで講習料金がタダになる。こんな気にきいたことを考えたらどうだ。ウン?

この法令は、平成9年10月30日に施行された「改正道路交通法」、真新しいことを見れば、自動車学校に入校する子供が激減している事態と一致する。思い過ごしかなァ。試験にヒガミっぽいというにはないだろうなッ。

地震津波原発の被災者をほったらかしにして、足の引っ張り合いばかりしている馬鹿国会議員どもメ。高齢者の5800円は10回以上の食事代になるんだぞ。オレ、怒っているんだぞ。

こんなこと書くと、オレ、マークされるかなァ。

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2012年2月14日 (火)

自動車運転の高齢者講習のごあんな~い!

高齢者講習・講習予備検査(認知機能検査)のご案内(愛知県警察本部交通部運転免許課)

免許課というのは、中区の県警本部でなく、免許課は平針の県自動車試験場なんだ。

――免許証の更新期間が満了する日に年齢が70歳以上の方を対象に、加齢に伴って生じる身体機能の低下が自動車等の運転に影響を及ぼす可能性があることを理解していただき、今後の安全運転に役立てていただきたくための講習です。――

という通知が来た。この講習を受講しないとと免許証をやらないぞという。なんかシャンが、またどこかが儲け口を作ったんではないか?自動車学校が警察へ働きかけなんだろうか。私が二種免許を取った時に、学校の校長はほとんどが警察署長上がりだという。要するに天下りなんである。この構図から、いま子供が少ないということは自動車学校の生徒が少ないということだ。そこで目を付けたのが、高齢者というわけだ。確かに高齢者の事故が多いことは確かだが。

案内の最後の文面は、――今後の安全運転に役立てていただきたくための講習です。――になっているということは、役立てることであって、切り捨てる関門でないのだ。(と思いたい)

――講習の内容は、座学、運転適性診断、自動車等の運転による講習で、講習時間は免許時間は免許証の更新期間が満了する日における年齢が75歳未満の方は3時間、75歳以上の方は2時間30分の講習です。――

「オイ!私は免許証更新時は70歳だがやァ。そうすると3時間も座っているのか?」

「イヤ、旦那さん。あなたは座学も含めてで3時間ですので、退屈はさせません。冷汗をかかせますから、ウフッ」

――講習予備検査(認知機能検査)とは、免許証の更新期間が満了する日における年齢が75歳以上の方を対象に、記憶力、判断力の低下を確認する検査です。――

「そうか、70歳未満は認知機能検査はないんだ」(ホッ、でも2007年に頸椎と脊椎を手術した。そして2012年の今年、十二指腸潰瘍で手術、そろそろ頭の方が気になってきているところだ。とにかく芸能人の名前が浮かばない。何かを思い出して、席を立つ。ところが途中で別なことに気を取られると、本来の目的を忘れてしまい呆然と立ち尽くすことがある。オレ何しにここに来たんだろう、と)

――検査内容は、記憶力や判断力を測定する検査で、時間の見当識、手がかり再生、時間描写の3項目を実施し、検査時間は30分です。――

判断力のテストで、「赤上げて、赤下げないで白上げて、白下げないで赤下げて……」という旗揚げゲームなら楽しそうだが。

申し込みは近くの指定された自動車学校へ電話か出向いて申し込めばいい。手数料は、講習料・75歳未満の方は5800円、75才以上が5350円。年金生活者には堪える金額だ。

検査料・(75才以上)650円。

携帯品・講習通知書、運転免許証、筆記具。

服装・自動車運転に適した服装でおいでください。

その他・講習開始15分前に受け付けを済ませてください。

もちろん免許を更新しない人は講習を受ける必要はありません。視力検査は更新の時にやるという。この講習を終了した証明書を更新手続きをするときに持参するとある。

受講期間は免許更新の半年前からである。私は2月から8月までだ。今は寒いから、体が縮んでいる。春になったら行こうかと考えている。

最近周りに「シルバーとか、高齢者」という言葉が飛び交っている。どんどん薄ら寒くなってくる今日この頃だ。

こんな運転技能だけでなく、譲る気持ち、思いやりのこころなど、道徳を若いのにやらせたほうがいいと、高齢者は文句を言う。私は今ほとんど車に乗らない。年間2000kmだ。だがマウンテンバイクで1日30~40kmは走っている。若い人のマナーの悪さは目に余る。車が歩道に出るときのマナーは、歩道がないのに等しい。いきなり歩道を突き切り、車道まで来て止まる。だから運転者がどこと見ているかとにらみ付けていないと跳ねられる。自転車は弱者なのに車に気を使っている。

自転車を悪く言わないでちョ!

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2009年10月 8日 (木)

トヨタのフローアーマットによるリコールは、どの車にでもある症状だから、ご注意!

Photo あなたは、車のフロアーマットが汚れるからと、新車のときからマットの上にもう一枚のゴムマットを二重に敷いていませんか?

事故はこれなんです。私も車屋を41年やっていた。そのときの経験から、何度もビックリすることがあった。それはトヨタ車に限らず、どの車にでもあることなんです。フロアーに新車から付いているマットが汚れるからと、ゴムマットを敷いた。それが使っているうちにドンドンアクセルペタルに下に入り込んで行き、ある時アクセルを一杯踏み込むと、ペタルがマットの下に入り込んでしまう。

そうすると、ペタルは目一杯踏み込んだ状態で、エンジンが思い切り吹かされる。このとき慌てずに、ギヤーを外すか、ブレーキを思いっきり踏み込めばなんら事故にはつながらない。慌ててしまって、それができないから事故になる。

マットが足の動きの連動して、少しずつ前にずれていき、ペタルに下に入り込むことに、もう一度ご注意を。

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2009年7月21日 (火)

車と水は相性が悪い

これから集中豪雨の時期である。そこでもう一度、以前書いた記事を再度掲載します。

運転している人は濡れるのを嫌って、車から降りない。多少の水の中なら大丈夫と思い入っていく。そこに大きな落とし穴がある。(2008年9月に掲載)

中日新聞の記事より

浸水は車の致命傷 IT落とし穴、豪雨で被害次々 ハイテク裏目 8月31日

 東海地方を28日深夜から29日未明にかけて急襲したゲリラ豪雨では、車の浸水被害が相次いだ。“泥の川”となった道路は車の故障だけでなく、運転者の命すら奪いかねない。自治体による危険個所の通行止めも間に合わなかった。電子部品を満載した最近のIT(情報技術)車の水害への弱さも浮かび上がった。

 日本自動車連盟(JAF)愛知支部には30日夕方までに、浸水車両の救難依頼が1000件近く入った。近隣県からの応援車両を含めてサービスカー130台が出動。依頼が集中し、3時間以上待つ場合もあった。

 現場での修理はほぼ不可能。レッカー車で修理工場までけん引するしかないが「走行中に止まった場合はエンジンやコンピューターが故障しており修理が難しい」という。

 タクシー最大手の名鉄交通では900台弱のうち約40台が浸水し、修理回しに。「あそこは低地だからと避けて別の道路を選んでも、水に突っ込んでしまう。プロでも運転は難しい」と担当者。

 被害の大きかった愛知県岡崎市の国道1号では、女性(24)が運転する車にハンドルの高さまで水が入った。車は船のように浮き、20メートル流された。今月中旬に栃木県の豪雨で軽乗用車が水没し死者が出ただけに、女性は「水死するかと…」と涙した。

 車の水没事故を防ぐため、豪雨時などには行政の判断で冠水道路は封鎖される。低地を通る道路やアンダーパス(高架下の半地下道路)が多く、岡崎市でも幹線の市道だけで10路線に鉄柵を置き、通行止めにした。が、封鎖前に車が突っ込んだ冠水道路もあった。

 同市道路維持課は「今回は市内全域での発生。限られた職員の力で封鎖して回るのは現状では厳しかった。冠水区域を把握し、教訓にする」と話した。

◆タイヤ半分で運転中止、脱出用工具を

 運転中に今回のようなゲリラ豪雨に遭遇した場合、どう行動すべきか。「水位がタイヤの半分ぐらいまで来たら運転をやめた方がいい」と、日本自動車連盟(JAF)愛知支部は話す。

 冠水した道路をしばらく走行できても、深みにはまったり、対向車の巻き上げる水しぶきや波をかぶったりする可能性が高いからだ。

 水位が上昇してドアの中ほどまでに達すると水圧でドアが開きにくくなり車内からの脱出も困難に。JAFでは「パワーウインドーが使えなくなる場合があり、窓ガラスを割る脱出用工具を備えてほしい」と呼び掛ける。

 最近の自動車は電子制御の部品が多く、水に弱い。自動車販売の愛知トヨタ自動車によると、車の立ち往生はエンジンへの浸水や電子部品の漏電で起きるという。

 一度、部品内の基板に水がつくとサビや接触不良の恐れがあり「いったん動いても、その後いつ異常が出てくるか分からない」と担当者は指摘する。人気のハイブリッド車も「電気自体が水に弱いので、ハイブリッド車も例外ではない」。

 販売各社は、エンジンが水につかった車は感電やショート防止のため、ボンネット内のバッテリーをはずし、室内の水を除いた上で、修理点検するよう呼び掛けている。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

実はこの記事は、私がブログで、「車は水に弱い」を書いた。このブログで皆さんに、「車は水に弱い」を知ってもらおうと思った。だがワシのブログの一日のアクセスが300~500件では、今頃の雨の降り方をみると、もっと早く知らせる必要がある。そこでフト、中日新聞の支局の記者を思い出してメールを入れた。

ーーー私のブログで、こんな記事を書いた。でも私ブログのアクセスは一日せいぜい、300~500件だ。これでは「車は水に弱い」という啓蒙にはならないからだ。

これはマスコミさんの仕事だ。多くの人に短時間に知らせ、人命を救うのは、中日新聞さんあなたの仕事です。以下が私のブログです。

http://senpou.cocolog-nifty.com/sousen/2008/08/post_9cde.html

ーーー

そして今日の記事をみて、ホッとした。ワシの警告で記事になったかどうかは知らないが、これで少しは水没車が減るだろう。だがなァ、ドライバーとしては、濡れたくない、車を放置したくないという深層心理が働くから、もう少し、これぐらいなら何とかと、突っ込んで行くだろうなァ。

息子が、お父さんがパソコンを壊す時は、入力されたデーターを改ざんするほど力がないから、酒をキーボードにこぼしたときだといわれた。とかくハイテクは水に弱い。電気配線も弱い。車はこの集合体であることを知るべきです。雨はまだまだ、これからが本番ですよ。台風もこれからだでねッ。

町の小さな電気屋が、水没したクーラーの屋外機、これは使用できるかどうかの相談が殺到したという。それの対応を聞くと、「基盤が浸かっていなければ大丈夫だ」という。ここでも車と同じで、基盤が浸かると、アウトになる。特にクーラーの屋外機は、当然屋外にあるから、もろに水を食う。

車は高いぞ~っ。覚悟しな!

9月2日雨。マウンテンバイクには乗れないから、歩くことにした。途中、外車のBMWの販売店と愛知トヨタの販売店に寄り、浸水による安全装置、特にパワーウインドウが浸水したときの下がるか、と、メカニックに聞いた。誰もが想定外の質問に戸惑っていたが、シツコイおじさんの質問に、考え考え返答してくれた。要するに該当する車はなかった。

現にこんな発明論文がある。http://www.j-tokkyo.com/2002/B60J/JP2002-274169.shtml

浸水を感知して、ウインドウが下がる。こんなのは、シートベルトやエアーバックと同じぐらいの扱いにしなきゃいかんと思うぞ。

改めて、水には気をば使うべし!

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2009年2月11日 (水)

黄砂と花粉

そろそろ黄砂の季節がきた。

雨になったたら、さっそく車を出して車を撫ぜるように拭き上げる。雨降りに洗車と変に思うかもしれないが、大変合理的で手が省けるのである。拭き上げても拭き上げても降る雨が、汚れを洗い流してくれるからとてもきれいになる。これくるまやの極意。中国の黄砂がこんなところまで降ってくる。

先日椎名誠の「砂の海」という楼蘭・タクラマカン砂漠探検記を読んでいたら、この中に砂は風によってどんな風に飛び上がるかという『風のはなし』(伊藤学編=技報堂出版)からの引用文があったのでそれを紹介すると、

「その飛び方(移動)には三つのスタイルがある。

まず0・5ミリ以上の大きな砂は地表を転がっていく。これを『転動』という。

0・1~2ミリぐらいの砂は、地表を跳ねながら移動する。跳ね上がったのが落下してまた跳ね上がって進む場合と、それによって他の砂を跳ね上げる場合がある。これを『跳躍』の移動という。

0・05ミリ以下の微粒子状の砂になると強風で浮いたまま長距離を移動していく。これを『浮遊』移動という」

赤砂というのがある。『気象と文化』(関口武著=東洋経済新報社)に、

「戦争が赤砂をつくった話が出ている。第二次世界大戦の北アフリカ戦線では、ロンメル将軍麾下のドイツ機甲師団と、イギリスのモンゴメリィ、アメリカのパットン両将軍の指揮する連合国機械化軍団の壮烈な砂漠の戦闘が繰り広げられた。

両軍合わせて千数百両の戦車が砂漠を激しく動き回ったわけだが、このときの砂は戦車に踏みつけられ、激しくえぐられ、かきまわされた。元来砂漠の砂は、長期間、風雨にさらされている間に、飛びやすい細かい砂粒や、流されやすい礫などは運び去られてしまい、残った小石や砂粒が堅くくっつき合い、舗装の悪いグランドのような状態になっている。これをデザート・ペイブメントという。人が歩いた程度では足跡もつかない。戦車による大戦闘はこのペイブメントをすっかり破壊し、それらを飛びやすくしてしまった。ソ連のコーカサス地方の氷河に堆積した北アフリカの砂が、この戦闘のあった1942~43年にきわだって増加していることから、このことが分かったという。

花粉症の季節も近づいて来ている。どうにも浮遊物の多くなる季節だ。幸い今のところ花粉症にはなっていない。対策にサナダ虫を腹の中に飼うといいらしい。これは人間と共生しているから、害はないらしい。宿主が弱ってしまったら、サナダ虫も生きるすべがないからという。

自然に腹に入る分にはいいが、改めて卵を飲むというのも勇気がいるよね。頚椎と脊椎を3カ月で手術した。あの時、この痛みを取るならどんなことでもすると思ったものさ。花粉症でご苦労されている方には分かると思う。

花粉症やアトピー性皮膚炎と寄生虫

  わずか30年ほどの間に日本人に体に生じた変化は少なくない。なかでも寄生虫の感染率が70%から、0.2%に落ち、スギ花粉症は10倍に増えたのは、変化のすさまじさを象徴している。この増減に寄生虫が日本の国内から消滅したことが、最大の原因と藤田紘一郎はいう。

  発展途上国の寄生虫感染率の高い国の在邦人のアレルギー病が極めて少ない。

  寄生虫にかかった人の体内では、寄生虫の排泄物が抗原になってアレルギー反応のもとになるIgE抗体が多く作られろ。さらに活性のないIgE抗体も作られ、『たとえスギ花粉やダニがやってきても、もはやそれらに対するIgE抗体をつくる余裕がなくなってしまう』から、アレルギー症状が出にくくなるという。

でもどこでサナダ虫の卵が手に入るかわ知らない。

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2008年9月 2日 (火)

車は水に弱い・ダメ押し編

中日新聞の記事より

浸水は車の致命傷 IT落とし穴、豪雨で被害次々 ハイテク裏目 8月31日

 東海地方を28日深夜から29日未明にかけて急襲したゲリラ豪雨では、車の浸水被害が相次いだ。“泥の川”となった道路は車の故障だけでなく、運転者の命すら奪いかねない。自治体による危険個所の通行止めも間に合わなかった。電子部品を満載した最近のIT(情報技術)車の水害への弱さも浮かび上がった。

 日本自動車連盟(JAF)愛知支部には30日夕方までに、浸水車両の救難依頼が1000件近く入った。近隣県からの応援車両を含めてサービスカー130台が出動。依頼が集中し、3時間以上待つ場合もあった。

 現場での修理はほぼ不可能。レッカー車で修理工場までけん引するしかないが「走行中に止まった場合はエンジンやコンピューターが故障しており修理が難しい」という。

 タクシー最大手の名鉄交通では900台弱のうち約40台が浸水し、修理回しに。「あそこは低地だからと避けて別の道路を選んでも、水に突っ込んでしまう。プロでも運転は難しい」と担当者。

 被害の大きかった愛知県岡崎市の国道1号では、女性(24)が運転する車にハンドルの高さまで水が入った。車は船のように浮き、20メートル流された。今月中旬に栃木県の豪雨で軽乗用車が水没し死者が出ただけに、女性は「水死するかと…」と涙した。

 車の水没事故を防ぐため、豪雨時などには行政の判断で冠水道路は封鎖される。低地を通る道路やアンダーパス(高架下の半地下道路)が多く、岡崎市でも幹線の市道だけで10路線に鉄柵を置き、通行止めにした。が、封鎖前に車が突っ込んだ冠水道路もあった。

 同市道路維持課は「今回は市内全域での発生。限られた職員の力で封鎖して回るのは現状では厳しかった。冠水区域を把握し、教訓にする」と話した。

◆タイヤ半分で運転中止、脱出用工具を

 運転中に今回のようなゲリラ豪雨に遭遇した場合、どう行動すべきか。「水位がタイヤの半分ぐらいまで来たら運転をやめた方がいい」と、日本自動車連盟(JAF)愛知支部は話す。

 冠水した道路をしばらく走行できても、深みにはまったり、対向車の巻き上げる水しぶきや波をかぶったりする可能性が高いからだ。

 水位が上昇してドアの中ほどまでに達すると水圧でドアが開きにくくなり車内からの脱出も困難に。JAFでは「パワーウインドーが使えなくなる場合があり、窓ガラスを割る脱出用工具を備えてほしい」と呼び掛ける。

 最近の自動車は電子制御の部品が多く、水に弱い。自動車販売の愛知トヨタ自動車によると、車の立ち往生はエンジンへの浸水や電子部品の漏電で起きるという。

 一度、部品内の基板に水がつくとサビや接触不良の恐れがあり「いったん動いても、その後いつ異常が出てくるか分からない」と担当者は指摘する。人気のハイブリッド車も「電気自体が水に弱いので、ハイブリッド車も例外ではない」。

 販売各社は、エンジンが水につかった車は感電やショート防止のため、ボンネット内のバッテリーをはずし、室内の水を除いた上で、修理点検するよう呼び掛けている。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

実はこの記事は、私がブログで、「車は水に弱い」を書いた。このブログで皆さんに、「車は水に弱い」を知ってもらおうと思った。だがワシのブログの一日のアクセスが300~500件では、今頃の雨の降り方をみると、もっと早く知らせる必要がある。そこでフト、中日新聞の支局の記者を思い出してメールを入れた。

ーーー私のブログで、こんな記事を書いた。でも私ブログのアクセスは一日せいぜい、300~500件だ。これでは「車は水に弱い」という啓蒙にはならないからだ。

これはマスコミさんの仕事だ。多くの人に短時間に知らせ、人命を救うのは、中日新聞さんあなたの仕事です。以下が私のブログです。

http://senpou.cocolog-nifty.com/sousen/2008/08/post_9cde.html

ーーー

そして今日の記事をみて、ホッとした。ワシの警告で記事になったかどうかは知らないが、これで少しは水没車が減るだろう。だがなァ、ドライバーとしては、濡れたくない、車を放置したくないという深層心理が働くから、もう少し、これぐらいなら何とかと、突っ込んで行くだろうなァ。

息子が、お父さんがパソコンを壊す時は、入力されたデーターを改ざんするほど力がないから、酒をキーボードにこぼしたときだといわれた。とかくハイテクは水に弱い。電気配線も弱い。車はこの集合体であることを知るべきです。雨はまだまだ、これからが本番ですよ。台風もこれからだでねッ。

町の小さな電気屋が、水没したクーラーの屋外機、これは使用できるかどうかの相談が殺到したという。それの対応を聞くと、「基盤が浸かっていなければ大丈夫だ」という。ここでも車と同じで、基盤が浸かると、アウトになる。

車は高いぞ~っ。覚悟しな!

9月2日雨。マウンテンバイクには乗れないから、歩くことにした。途中、外車のBMWの販売店と愛知トヨタの販売店に寄り、浸水による安全装置、特にパワーウインドウが浸水したときの下がるか、と、メカニックに聞いた。誰もが想定外の質問に戸惑っていたが、シツコイおじさんの質問に、考え考え返答してくれた。要するに該当する車はなかった。

現にこんな発明論文がある。http://www.j-tokkyo.com/2002/B60J/JP2002-274169.shtml

浸水を感知して、ウインドウが下がる。こんなのは、シートベルトやエアーバックと同じぐらいの扱いにしなきゃいかんと思うぞ。

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2008年8月28日 (木)

車は水に弱い

最近よく車が水没して、死亡事故につながっている。それを見落とした消防と警察の対応が、批判されている。

ドライバーも、もともと車は水に弱いから、水の中に突っ込んでダメなんだ。少しぐらいならと突っ込んで、水しぶきを上げて走っている。

2000年9月11日、新川町あたりが水没した東海豪雨の時は、私は車屋であった。アッという間に水没した車の処理に大騒動した。町の小さな車屋であったが、友人知人はトヨタデーラーにたくさんいたので、さっそく対応策をどうしているかと確認したら、九州で豪雨があった時の対応策を手直ししたマニュアルを、トヨタが全国のトヨタデーラーに配布していた。

普通は手に入らないものだが、知人の好意で手に入れた。それに沿って小さな町の車屋は、お隣の日産デーラーより動きが良かった。遅れたニッサンがレッーカー車を手に入れようと、レンタカーなどを探したが、すべてトヨタが抑えてしまっていた。

日産自社の車をトヨタがドンドン引き上げて行く。こんな珍現象が起きた。もともと日産の体質はこの程度だが。

この経験から、ドライバー教育にトヨタデーラーがもう少し真剣にパンフレットなどを配布して、「水と車」の教育すべきだ。これを地元愛知トヨタに、広告でお客さんに警告するべきだといったら、それはトヨタ自動車がすることだと、断られた。(了見が狭いなァ)

ドライーバー諸氏よ、いいかい、エアークリーナーから水を吸ったらどうなるか。これをよく読んでください。http://www.fureai.or.jp/~noranbo/waterhammer.htm

東海豪雨の時、高級車が水没した。こういう高級車はコンピューター搭載車が多い。これが水に浸かったらどうなるか。水没すると、パワーウインドウが降りる対策が付いているものがある。そしてヘッドランプやウインカーが点滅を繰り返す。そしてバタバタのた打ち回ってお陀仏になる。

スポーツカーは車高が低い。ということはエアークリーナーの位置が低い。だから水を吸いやすい。

大型車が水をはねながら対向車に水を浴びせる。これだけで、対向車はエンジントラブルの危機にヒンするのだ。

水をエアークリーナーから吸い込むと、シリンダーに入り込む。空気は圧縮できるが水はできないので、ウォーターハンマー現象を起こしシャフトが折れる。そうするとスコンとエンジンが止まる。

大衆車はどうかというと、即死状態になる。しかも今のはほとんどパワーウインドウが付いているから、電気回りがシートすると窓が開かない。中のドライバーは閉じ込められる。

東海豪雨の時は、全国から水害地に各社の調査員ドットやってきた。泥水にどこまで浸かったかを判定する。泥水がシートまで来た跡があれば、車両保険の50%、ダッシュバンの下まで来ていると70%、メーターの上まできていれば100%と、瞬時に判定をして帰っていった。この時は被害台数が多かったから、簡単な判定方式で各社統一されたのだろう。今回に当てはまるかどうかは知らないからね。

その判定も、手でシートの濡れ、メーター裏の砂、シートベルトを引き抜くという手段で判定する。シートベルトは、どこまで水に浸かったかすぐに分かる。中古車が水没車かどうかに、シートベルトを引き抜く方法をこの時初めて覚えた。判定にもなる。

この時、愛知県で保険金が支払われたのは、55,935台で、支払われた金額は529億円。だが水没被害はそれより多い96,000台という。

水没した車を全国の中古車業者が、ワッとたかって買い取っていた。だから遠隔地で水没車を洗車して売りに出している。

そんな保険よりも、水に入らないことだ。浸かったら、すぐにウインドウを降ろし、逃げ出す算段をしたほうがいい。でもね、今は軽四でもパワーウインドウが付いている。電気回りはとかく水に弱い。ショートを起して電源が切れると、ウインドは降りない。外からの水圧で中からドアーを押してもビクともしないから、閉じ込められる。車も即死、人も即死になる。

東海豪雨の時は、9月12日3時30分に堤防が決壊したから、車内に閉じ込められたという被害はなかった。とにかく走行中は水には入らないことだ。

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2008年2月12日 (火)

だれだ!普通免許でマイクロが乗れると言ったのは

ヘッ?オレか。ごめん。

この件で今日警察に行って聞いてきた。交通教則本の説明がアヤフヤだとして、警察に説明を求めた。要するに乗れる車は今まで通りですよ。でも中型免許証で乗れる基準にするには、限定解除の試験を受ける必要があるよということだ。試験を受ければ、マイクロまで乗れる。

そのへんをシッカリと説明していないのと、教則本の書き方に問題があると説明すると、どうも警察自身も気付いていたようだ。これをはっきりしないと、違反者が出てくると思うぞ。

講習を受けた時は、乗れるなんて初めから思っていなかった。ところが回りから乗れる乗れると言うから、教則本を読んだら、迷いが出てきた。

教則本には、新しく普通自動車と大型自動車の中間に、中型自動車というのができた。この中型は、20歳以上で2年以上の経験者が取得できる。下は普通免許が中型免許になると、こうなりますよという説明だ。

  • 車両重量 8tまで→11tまで
  • 最大積載量 5t未満→6.5t未満
  • 乗車定員10人以下→29人以下

この法律が平成19年6月施工された。ここで、ヘッ、ワシの免許は中型になるんだと、単純の思ってしまう。でも、これに但し書きがある。

「いま持っている免許は、どうなるんでしょう?という設問に、こう答えている。普通免許証を持っている方。運転できる車の大きさは同じで、運転免許証の変更など必要ありません。今まで通り、8t未満の中型自動車であれば運転できます。普通二種免許についても同様です」

自分の免許証は「中型免許になったんだ」という思い込みから、上の文言を誤解していく。よく読めば分かりそうなものに、余分な赤字のことを書いたから、誤解を招く。緑のところで止めておけばよかったのに。

もし書くなら、「改正前、普通免許証の方は、中型免許証になりますが、乗れる車は今までとなんら変わりません。車両総重量8t未満、最大積載量5t未満、乗車定員10人以下です」これなら誤解を招かずにすむ。

私も人の意見にあおられて、余分なことを書きました。ゴメンナサイ。先回のブログを訂正しておきました。

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